絵本を楽しみながら思いっきりアートしよう!それが「ゆるぐ」の活動です。http://www.kodomo-net.jp/yurugu.htm


by ehon-yurugu

光と影 廿日市市民センター第1土曜日

今日は小学校の行事が重なって、廿日市としてはとても珍しく5名の参加者。

でも、少ないことが功を奏して、じっくり取り組みました。
ゆるぐとしてはかなり本格的な美術活動でした。

まずは、盲目画法というやり方を教わりました。
じーっと自分の手だけを見て、紙の方は一切見ずに手の絵を描きます。
右脳を活性化させることが出来るそうです。
見ないで描いたのに、手の小さな部分もリアルに描けていることを発見!

それから、グレースケールを作りました。
鉛筆一本でいろんな色が作れました。

そして、いよいよ、光と影です。
「光がないと物は見えない。見えないと何にも描けない。
影があるから、物がそこにあることがわかる。
光と影をじっと”観察”することで、どんな絵も描くことが出来る」
という新納先生のお話を聞いて
ブロッコリーの絵を鉛筆で描きます。


光と影 廿日市市民センター第1土曜日_c0151470_17583368.jpg
光と影 廿日市市民センター第1土曜日_c0151470_1759873.jpg



ブロッコリーの様々な緑 影の色 

影を書いたらみんなのブロッコリーがふわっと浮き上がってきましたよね。
不思議だったねぇ。


ちょっと前まで、コピーもテープレコーダーもなくて、あってもとても貴重だった頃。
何かを描こうと思ったら、何かの曲を覚えようと思ったら、
出会ったその時に、一生懸命、集中して、小さなことも漏らさず、描いたり覚えたりしていましたよね。
それで意外とかなり正確に覚えていられたものです。
今の子どもたちは、アニメのキャラを描く時も、見ながらではなく写し紙を使おうとします。
正確さばかりもとめて、自分の記憶に残そうとしてない気がします。


今日の活動は、いつもの「自由な発想」からは遠かったかもしれませんが、
「絵が描けるというのは、観察が出来るということ。
”観察”というアンテナをいつも張っておくことで、
自分の引き出しがどんどん増えて、
もっともっと自由な発想につながっていく」という先生のお話もおぼえておいてくれて
いつか「あっ!?」と感じてもらえたらいいな。(N)
by ehon-yurugu | 2012-11-10 18:27 | ゆるぐの活動